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2022.11.07
【新サービススタート】エスノグラフィック×対話セッションによる共創型デザインサービス
株式会社フューチャーセッションズは、独自の企業・行政・NPO等のセクター横断の実践者ネットワークを活用したエスノグラフィック・リサーチと対話セッションによる相乗効果から、洞察の抽出・発見による機会領域の特定を行い、コンセプト創造、サービスの体験シナリオをデザインする共創型デザインサービスの提供をスタートします。
新たなパートナーとして、デザインリサーチ、インタラクションデザインを専門とする蓮池公威氏を迎え、エスノグラフィック・リサーチとエクスペリエンスの構想に関する専門知識を掛け合わせたプログラムを開発しました。
⬛︎本サービスの特徴
1. 問い変換によって、セクター横断による実践者ネットワークから未来のステークホルダーを招待
問いを変換することで、元々の対象領域に対する既存のステークホルダーだけでなく、未来の可能性を開く周辺領域を含めた未来のステークホルダーをつなげ、エスノグラフィック・リ サーチと対話セッションによって関係性を深めます。
2. 観察結果と対話セッションの相乗効果から、 未来のサービスの体験シナリオを複数創出
エスノグラフィック・リサーチによる観察対象者に対する深い洞察結果と、対話セッションによるありたい未来の描写との相乗効果から、オルタナティブなコンセプトとサービスの体験シナリオを複数創出します。
3. 発⾒した価値を共創型で可視化することで、 関係者からの納得度・共感度を⾼める
リサーチ結果で発⾒したことを、微妙なニュアンスなども含めて他者と認識を共有できる形に可視化し、プロジェクトメンバーや未来のステークホルダーと対話し洗練化できるようにすることで、提供する価値に対する解像度を⾼めるだけでなく、プロジェクトメンバー以外にもより価値を伝えやすくします。
【エスノグラフィック・リサーチとは】
文化人類学、社会学などで使われる質的研究手法で、人々が実際に生活や仕事を行なっているフィールドで、観察やインタビューを行い、背景にある意識や文化、活動の様式などについて研究、記録していくアプローチ。近年、世の中の情報量が急激に増えており、生活者自身が自らの活動や価値観を言語化することが難しくなっています。このような背景から、人々の活動をその文脈も含めて明らかにし、未来の構想を描いていく際に、この手法が有効となります。
本サービスでは、観察とインタビューによって、「生活者やステークホルダー自身も気づいていない」潜在的な意識、価値観、課題、要求などを「生活者やステークホルダーとともに」抽出して理解し、その気づきから人に対する洞察を深め、より望ましい、新しい「かかわりあい」を構想・具体化します。
⬛︎本サービスの提供価値
機会領域の特定からコンセプト創造までのプロセスに加えて、サービス体験シナリオの創出を行うことが本サービスの提供価値です。
プロダクト、サービスのUI、UX、インタラクションをデザインするところまで支援できることが、既存サービスとの主な相違点となります。