- プロジェクト期間
- 2019年11月〜継続
- 課題・背景
- スポーツクラブ/チームの実施する地域貢献活動は、社会やステークホルダーにどのような価値を届け、クラブ/チームへどのように還ってきているのだろうか?
- 支援内容
- 自社開発プロジェクト
- 体制
より多くのステークホルダーがスポーツの価値を活用した地域貢献活動を積極的に行うことができ、スポーツチーム・クラブが多面的にその価値を評価される社会の実現を目指して、「Sports Social Impact Lab(スポーツソーシャルインパクトラボ)」では、押見大地氏(東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科講師)、山口志郎氏(流通科学大学人間社会学部人間健康学科准教授)、福原崇之氏(北海道教育大学芸術・スポーツ文化学科准教授)と共に、「社会的投資収益率(以下、SROI: Social Return on Investment)」の考え⽅を⽤いて、経済的価値だけでなく、活動によってもたらされた社会的価値(社会的インパクト)も定量的に評価し、社会貢献活動に関する費用対効果を算出するSROI算出モデルの構築に取り組んでいます。まだ日本では非常に取り組みが少ないエリアでもあるソーシャルインパクトアセスメントシステムを確立することで、様々な共創プロジェクトを支援していきたいと考えます。
最初のモデルケースとして、Jリーグ・松本山雅FCの普及事業を担う特定⾮営利活動法⼈松本⼭雅スポーツクラブの協⼒のもと、松本山雅FCの実施するホームタウン活動の一つである、地域の子どもたちにスポーツの楽しさを伝える巡回サッカー教室の社会的価値効果測定の実証を実施し、本活動のSROI値を算出に成功。この実証結果については、2021年3月に開催された「日本スポーツマネジメント学会第13回大会」にて発表されました。